さまよえる前日鳥

読んだもの、観たものについての取り留めない覚え書き。ネタバレ注意。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『ジェーン・エア』ナショナル・シアター@home

Jane Eyre 2015年 National Theatre & Bristol Old Vic Sally Cookson演出 私の住む街には劇場が多くて、歩いて行けるところだけでも4つある。ファミリー向けのプロダクションも多くて質が高いから、以前は子供を連れてよく行っていた。でも大人向けのものは…

2021年に読んだ本

今更ながら2021年に読んだ本のリストを。 【洋書(英語)】 The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy(銀河ヒッチハイク・ガイド) The Restaurant at the End of the Universe(宇宙の果てのレストラン) Life, the Universe and Everything(宇宙クリケット…

『Pájaros en la boca y otros cuentos』(口のなかの小鳥たち)サマンタ・シュウェブリン

アルゼンチン出身で現在はベルリン在住の作家サマンタ・シュウェブリンの短編集。日本語版は15の短編を収めた2009年版からの訳で、私が読んだのは更に7編加えて2017年に出版された版。中身の順序もちょっと違うみたい。英語版はまた少し違いがあって、『Mout…

『Bring Up the Bodies』(罪人を召し出せ)ヒラリー・マンテル

ウルフ・ホール三部作の二作目。 2012年ブッカー賞、コスタ賞受賞 三部作の一作目の感想はこちら suzynomad.hatenablog.com ✴︎激しくネタバレしてます。 前作と同じスタイルだけど、前作に比べてフラッシュバックや脱線が少なく、話がほぼ一直線に進むのでか…

『Los peligros de fumar en la cama』(寝煙草の危険)マリアーナ・エンリケス

アルゼンチンの作家マリアーナ・エンリケスの最初の短編集。スペイン語の出版は2009年。2021年に英訳『The Dangers of Smoking in Bed』が出て、国際ブッカー賞のショートリスト入りを果たした。まだ日本語訳はないみたいだけど、エンリケスの別の短編集(『…

『Wolf Hall』(ウルフ・ホール)ヒラリー・マンテル

✴︎ネタバレ注意! 2009年のブッカー賞と全米批評家協会賞を受賞してBBCのドラマにもなった。更にガーディアン紙が選ぶ「21世紀の100冊」で堂々の第一位に輝く。まあ21世紀はまだ始まったばかりだから相当気の早いリストだけど。 舞台は16世紀イングランド、…

2022年 読書目標

今年の目標 1. 読もうと思いつつ読んでなかった大作を読む ウルフ・ホール三部作とマッドアダム三部作 2. 今注目されているラテンアメリカ女性作家の本をスペイン語で読む マリアーナ・エンリケスとかサマンタ・シュウェブリンとか 3. 文学に関する本を読む …

はじめに

こんにちは、suzyです。 このブログには主に洋書を中心に読んだ本の感想を書いています。読むスピードが遅い上に隙間時間を利用して読んでいるので、あまり数は読めません。たまに映画や舞台の配信を観たりするので、時々はその感想も。自分の為の忘備録なの…