2025年後半に映画館で見た映画の簡単な感想。
⚠️⚠️⚠️諸々ネタバレあるので注意⚠️⚠️⚠️
『F1』(F1/エフワン)
ジョセフ・コシンスキー監督
レースシーンは臨場感があって非常に面白い。映画館で見る醍醐味を感じられる。ストーリー展開はベタかつ非現実的。F1界で珍しい女性テクニカルディレクターという設定も、結局は主人公の恋愛相手。
『Sirāt』
オリバー・ラクセ監督
ロードムービーが寓話になっていく。不穏な世界情勢の中で、苦しみや傷を抱えながら寄り添う一団。個々の人物に愛情が湧いた後での衝撃の急展開。思わずヒッと声が出ること複数回。シラートは神の道。主人公たちは地元当局の指示に従わず車列から逸れて悲劇が起きる。最後に助かる道は地元民が使うトロッコ列車であった…。色々な見方が出来そうで、見た人と話をしたくなる。
『Bob Trevino Likes It』
トレイシー・レイモン監督
何もそんな展開にしなくても…と思ったけれど、監督の経験をベースにした半自伝的ストーリーらしい。ちょっとセンチメンタル過ぎるかなとは思うけれど、なかなか良かった。バービー・フェレイラがキュート。
『Romeria』
カルラ・シモン監督
自己の幼少期→母方の家族→父方の家族という三部作が完結。個人的には2つ目の「Alcarràs」が一番好きだ。一段落したところで、これからどんなテーマで撮っていくのか興味深い。
『The Captive』(囚われ人)
アレハンドロ・アメナーバル監督
全体の雰囲気は好み。肝心の、セルバンテスが語り聞かせる物語がそんなに魅力的に思えなかったのが辛い。床屋の外での街の人たちとの交流が描かれていないので、皆がセルバンテスのために金を出すところの説得力がいまひとつ。
『One Battle After Another』(ワン・バトル・アフター・アナザー)
ポール・トーマス・アンダーソン監督
登場人物それぞれのキャラが立ってる。不可思議で頼れるトロと不気味で得体のしれないベンに挟まれて、オタオタして叫ぶだけのレオが笑える。明確な意図があって活動に参加してた感じでもないし、合言葉覚えてないし、ドラッグに明け暮れてるし、そもそも仕事は?収入は?どうやって暮らしてきたんだ?でも娘には合言葉を教え、共鳴装置を必ず持たせるとこは偉い。愛だよね、結局は。
『The Thing with Feathers』
ディラン・サザーン監督
テーマや雰囲気はいいと思うんだけど、妙にホラー風味でビクビクしながら見た。デーモンまで出てきちゃって、随分直接的では…。
『Bugonia』(ブゴニア)
ヨルゴス・ランティモス監督
元になった映画を観ていないので、展開に驚いた。なんというか全ての陰謀論が事実だったら…の世界。人類も酷いけどアンドロメダ人も大概だ。ジェシー・プレモンスが非常に良い演技。ラストが気に入っている。人類がいなくなった後の地球は奇妙に穏やかで美しい。
下半期では「Sirāt」と「ワン・バトル・アフター・アナザー」が特に気に入った。年間では「教皇選挙」かな。
ちょっと今月はもう読書感想等々書ける状況にないので、とりあえず今年はこれでブログ仕舞い。年が明けて落ち着いたら未アップの読書感想諸々やっていこうと思う。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。